株式会社 Hibana 代表取締役 松田 直子



―御社の業種や事業についてですが、現在どのようなことをされていますか?
何業かという質問を受けたときには、サービス業と言っていますが、現在のメインの事業は「ペレットストーブの販売」と「薪、炭、ペレットと言った燃料の販売」です。その他にも、森林環境情報の企画、制作や森林バイオマスコンサルティング、ペレットストーブの普及についてのコンサルティングを行ったりしています。

―なるほど。環境にまつわる活動の中でも、メインはペレットストーブの販売なんですね。それを始められたのにはどんなキッカケがあったのでしょうか?
私は、大学卒業後に4年程コンサル系の会社に勤めていたんですね。その時に、ボーナスで30数万円のペレットストーブを買ったんです。これが、ペレットストーブとの出会いで、使ってみるとよかったんですよ。独立当初は、「薪の製造と販売」をメインに活動していたのですが、「ペレットストーブを広めたい。」という気持ちは持ち続けていたので、ペレットストーブの相談を受けたらメーカーさんを紹介するというような事をやっていました。

―ボーナスで30数万円のペレットストーブを買うってなかなかですね。当初は、ペレットストーブのメーカーさんとの橋渡し役だったのが、本格的に販売等をされるようになったのには何かキッカケがあったのですか?
本格的にやるようになったキッカケは、2008年まで遡ります。その年に、京都が「環境モデル都市」に選ばれたんですね。そして、その時市長が、「①京都にペレット工場を作る」「②電気自動車を普及させる」と、いう2つの公約を掲げたんです。当時、京都市内にペレットストーブを扱っていた会社は弊社しかなかったので、京都市の方から力を貸してほしいと相談を受け、「木質ペレットの普及活動」を委託されるようになったんですね。これが追い風になりました。それからは、設立当初から力を入れていた、「薪の製造販売」を「薪の販売」だけにして、本格的に「ペレットストーブの販売」に力を入れだしました。

―なるほど。環境に対する行政の取り組みも追い風になったんですね。松田社長は、大学卒業後4年間コンサル会社に勤務されていたとのことですが、そこからどのようなきっかけで独立されたのですか?
そのコンサル会社では、「環境系の企画・調査」を主にやっていたんですね。一緒に仕事をするのは、国であったり大きな地方自治体ばかりでした。そんな大きな機関と一緒に仕事をするので、おのずと扱う問題も大きな問題なんですね。そこで3年位経った時に、「なんか違うなぁ・・・。私は、もっと私の目の前にあることで私自身が出来ることをやりたいなぁ・・・。」と思うようになったんですね。そんな思いが、日に日に強くなって結局4年で退職して独立しました。

―なるほど。では、「環境」にフォーカスされるようになったのはどのようなキッカケだったんですか?
大学4年の時にNPOの国際協力の活動をやっていて、その中で熱帯雨林の活動と出会ったんですね。これがキッカケです。「日本の森林業をどうしていこう?」というのも弊社のテーマの一つです。

―学生時代から環境問題についての活動をされていたんですね。この場所に、事務所を構えられたのには何か理由があるのでしょうか?
事業を始めた当時は、京都府庁の近くにあったのですが、もっと人の目にふれる場所に移りたいと思い現在のこちらの場所に移転してきました。

―寺町二条って人通りも多くていい場所ですね。松田社長や株式会社Hibanaに関わる皆様に対して、「貢献」という切り口ではどのようなことをお考えですか?
各自治体やまちづくり協議会、また、メーカーや工務店の中でも「環境」に対して活動されている皆様の方向性や思いをカタチにするお手伝いが出来ればと思っています。

―ありがとうございます。今後、どのようなことをお考えですか?
現在、弊社の思いや考え、活動に対して協力してくださっている皆様やご賛同頂いている皆様のような方を増やしたいと思っております。その為に、「環境」「森林」「SDGs」といったことを学ぶことが出来る大人向けの学校を作ることを考えています。また、昨年からのコロナ禍の影響により中止している、農業や林業と言った一次産業の体験ツアーや、バイオマスの体験ツアーを事態が落ち着いたら再開していきたいとも考えております。