株式会社 八清 代表取締役社長 西村 直己



―西村社長は、どのタイミングで入社されたんですか?
今でこそ、不動産会社で社長をやってますが、学生時代は大学院まで行くような理系だったんですよ。社長である父からは仕事について何も言われなかったので、大学院卒業後は、カメラとかプリンタで皆様もご存知の有名メーカーに就職しました。そこで、ドライバーとかの開発の仕事をしていたんですね。でもね、理系でありながらアメフトに没頭する体育会系でもあったので、朝から晩までずっとコンピュータと向き合う生活というのが肌に合わなかったんですね。「理系のロジカルな思考を持って人と接する仕事はないの?」なんて考えながら、転職先を決める前に2年でメーカーを辞めたんです。

―メーカーで開発とは意外です。「ロジカルシンキング」+「人」。そんなこと考えたことも無いです…。それから入社されて現在に至るんですか?
メーカー退職後、手に職というか何か資格を取ろうと思ってファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取ったんですね。その時に、私の仕事について何も言わなかった父が、「ファイナンシャルプランナーとかやるんなら不動産やったら?」と、声をかけてくれて、これをきっかけに入社したんですね。それから、営業を6年やって、建築と設計を2年半やって、それから経理や人事を経験して現在に至ります。

―理系のロジカルな思考と不動産という文系の業界が混ざり合うと何だか化学反応が起きそう…。それを期待して伺いますが、御社の得意分野は何ですか?
私たちが面白いと思う物件や世の中にない物件を作っていくことが得意ですね。

―ものすごく昔、「体育館のような家」っていうのを御社が販売されていたのを未だに覚えています。面白いですし、そんなの見たことが無かったので覚えています。そういうことですか?具体的に御社の事業には、どのような事業があるのでしょうか?
京町家や中古住宅を買い取らせて頂いて、弊社で再生して住宅、別荘、投資用として販売することをメインの事業としていて、一般的な売買仲介や京町家の賃貸管理、シェアマンションの賃貸経営も行っています。

―なるほど。空き家問題というニュースも聞いたりしますが、京町家や中古住宅の再生販売等を通して、お客様にどんな風に貢献していきたいですか?
私たちが提案する不動産を通して、ワクワクしたり、面白かったり、感動してもらいたいんですよ。そういうことが価値になると考えているんです。何階建てだ、設備がどこのだ、部屋数がどうだというスペックよりも感情が動く物件を提案したいですね。弊社では、不動産投資用の収益物件にも力を入れていますので、「住む」「遊ぶ」「稼ぐ」これらを通して、お客様の生活が本当に豊かになるお手伝いが出来たらと考えています。

―単純に住むためや儲けるための物件を扱っている不動産屋さんではないですね。 同業他社と比較しての違いがあれば、差支えない範囲で教え頂けますか?
ワクワクしたり、面白かったり、感動したりという風にスペックよりも感情が動く物件を世の中に対して提案し続けていくので、ひょっとすると一般的な「不動産」という概念には収まりきらず、「不動産」そのものについて再定義をするかもしれません。そこまでしてでも、新しい価値を世の中にリリースし続けたいんです。そういう事に対して、弊社ほどの情熱を持って取り組んでいる会社は少ないんじゃないかとは思っています。

―なるほど。西村社長のお話を聞いていると、不動産だけではなく高スペックなモノで満たされた現代において、面白さやワクワクと言った感情にフォーカスすることこそ、本当の豊かさを追求することなんじゃないかと感じます。スタッフの皆様とは、その思いをどうやって共有されていますか?
現在の弊社の仕事において、物件のデザインや発想力は一人一人のスタッフのポテンシャルによるものが大きいんですよ。ですから、私が常に企画をするのではなく、スタッフ一人一人が素の自分や個性を活かした企画をして頂くために、社員が成長にどん欲になれるような人事制度や福利厚生を充実させていこうと考えています。

―会社の今後については、どのようなことをお考えですか?
ここ数年、需要が増え続けている不動産投資用物件の購入を検討されているような資産税対策のニーズのあるお客様の資産形成をもっと強力にお手伝いしたいと考えています。「リノベーション×資産形成」このようなテーマも持っていて、京都の伝統建築を残しながらの投資という弊社ならではの提案をさせて頂きたいですね。また、「八清ワールド」なんて言ったりしていますが、ただ物件を売るだけではなくて、住んでからの生活の充実についても、フォローしたり提案したりしていきたいですね。「人」を幸せにするためにいろんなことをやっていきますよ。