西山智久税理士事務所 所長 西山 智久



―ホームページで信用金庫から転職されて税理士事務所に入所されたと記載がありますが、どういう経緯があったのでしょう?税理士の先生方は、最初の就職からずっと税理士事務所で勤務されて独立されるっていう勝手なイメージがあるのですが。
私の場合は、ホームページの通りでまずは信用金庫に就職したんですよ。信用金庫での業務は、現在の税理士業とは無縁で一般的な銀行員として銀行業務に励んでいました。銀行には内緒で個人的に税理士を目指して勉強していたなんてこともありませんでした。その信用金庫での勤続が6年目を迎えた頃、行内でのある出来事をきっかけに自分の将来について考えるようになったんです。「ここにあと30年もいるのか・・・。」そんな思いが日に日に強くなっていきました。

―将来を考えてしまうようなインパクトのある出来事があったんですね。詳しく聞きたいですが、ここでは止めておきます…。それから、どうして税理士事務所に入所されたんですか?これも僕の勝手ですが、金融機関の方は銀行、証券、保険といった同じ金融業界で転職されるイメージがあります。
こんな言い方をすると雑すぎるかもしれませんが、たまたま転職先が税理士事務所だったんですよ。当事務所の先代の代表である衣川先生の時代に入所したんですが、私が転職活動をしていたタイミングで欠員が出たとのことで募集をされていてご縁あって私を採用して頂きました。

―税理士の先生方は学生時代から資格試験の為に勉強に明け暮れていらっしゃって、卒業後は税理士事務所や会計事務所に就職するという風に税理士一本のイメージがあったので意外です。入所されてから現在までどのようなストーリーがありましたか?
入所してからは、日々実務を積みながら税理士資格の勉強に明け暮れていました。そして、平成23年に試験に合格したんですよ。それから数年して、先代の衣川先生の病気が判明して、ご年齢の事もあり、そのタイミングで私が事業を承継することになったんですね。そして、事業を引き継いだのが平成26年2月1日。確定申告の時期です。先代の時代は、先代と私とサポート役の先代の奥様の3人で全ての業務を行っていました。しかし、先代の引退と共に奥様も抜けられたので承継時の事務所スタッフは私一人です。一人で膨大な量の確定申告業務の全てが出来るはずもないので、生後3か月の赤ん坊を隣に寝かせながら、たまたま税理士事務所での勤務経験のあった家内に入力作業をしてもらい、それでも手が足りないと田舎から両親にも手伝いに来てもらいました。私の経営者としてのスタートは、こんなバタバタからはじまりました。

―なんだかドラマになりそうですね。先生の最も得意な分野というか事務所の特徴はどういったことでしょうか?
私の場合、前職の信用金庫での融資業務や渉外業務の経験があるのですが、私のような経歴の税理士は探してもなかなかいないんじゃないかと思いますよ。特に融資業務の経験があるのは大きいと感じています。銀行の審査本部にウケの良い稟議書の作成方法や、銀行の担当者が喜ぶ事業改善計画書の書き方を熟知していますから。その知識や経験を活かして、「融資を絡めた経営支援業務」を得意としています。

―税理士の先生って、月次の報告と税務関係の申告業務が業務のほとんどを占めてると思ってました。そんなことも相談出来るんですね!クライアントへの貢献と言われると、どのようなことをお考えですか?
もちろん、月次報告や税務関係の申告業務はやりますよ。ただ、帳面をお預かりするだけではなくて、お預かりした上で税理士として考えられるリスクや可能性のお話をさせて頂くようにしています。そういったお話をさせて頂くことで「経営者満足度」を高めるお手伝いをしようと考えているんですよ。

―経営者満足度ですか。どうして、そこにフォーカスされるのですか?
日々、様々な経営者の皆様とお話していると、現在のコロナ禍でも元気な企業には共通点があることが分かったんです。それは、「顧客満足度」「従業員満足度」「経営者満足度」。この3つの満足度が高いということなんです。「顧客満足度」や「経営者満足度」について、私が直接お手伝いし辛いので、ダイレクトにお手伝いできる「経営者満足度」を高めるお手伝いをしているんですよ。

―そんな共通点があるんですね!多くの経営者様と話される先生ならではですね。話は変わりますが、西山先生の事務所のスタッフの皆様はすごく感じがいいですね!日々どんなお話をされているんですか?
「挨拶」「返事」「後片付け」というような昔ながらに大切にしてきたものを大切にするようにと日々伝えていますよ。昔から言われている事って、今でも大切だから残っていると思うんですよ。そういった昔から伝わる基本的なことを大切にすることが何をするにしても全てのベースになると考えています。

―確かに。僕もそう思います。最後に、事務所の今後についてお聞かせください。
私たちが解決できる悩み事をお持ちの方々に、スムーズに当事務所の存在を知ってい頂く仕組みづくりには力を入れていかないといけないと考えています。多少の手間で、効果のあるグーグルマイビジネスの活用といったWebの活用をしていきたいですね。また、多くのクライアントの皆様のお役に立てるように社内の受け入れ態勢も並行して整備していかないといけないと考えています。