高島易断鑑定所 代表 高島 寿周



―高島先生は、どのようなキッカケで占いの道に進まれたのでしょうか?
私は、京都の二条城の近くの杵屋旅館の生まれなんですね。その旅館は、とても繁盛していたのですが、トイレが一階にしかなかったんです。ですから、2階に宿泊されているお客様はトイレの度に1階まで階段で降りてこないといけない訳です。それでは、お客様も不便だと言うことで、父が2階にトイレを作ったんです。そうすると、父の体調がみるみる悪くなって仕事どころではなくなったんです。これはどうしたものかという事で父が高島に見てもらったところ、「2階にトイレを作ったからだ。」という話になったんですね。それから父は、2階のトイレを壊して元通りにしたんです。そうすると、父の体調も一気によくなりました。それから、父はことあるごとに高島に相談していたようで、高島の言うようにしたことだけが上手くいっていました。そして、私は平成元年からこの世界に身を置き、今年で33年目を迎えています。

―不思議と言いますか、そういうことを目の当たりにされたんですね。今ではとんでもなく著名な先生となられている訳ですが、相談にお見えになる経営者の皆様にはどのようなことをお話されるのでしょうか?共通してお話されることや、高島先生がお感じになられることをお聞かせください。
資金繰りであったり、ドロドロになって苦しんだ経験のある経営者は皆さんよくなっているように思います。また、これは経営者の皆様とお話するときだけに限ったことではないのですが、とにかく相談にお見えになった方のために一生懸命話すように心掛けています。そうすることで、私自身も勉強させて頂きますし次に繋がります。また、私は毎朝5時には起きて庭の掃除やトイレの掃除をします。死ぬまで勉強と私自身は考えていますし、ある種の危機感のようなものも持っています。そういうお話をよくお見えになる経営者の皆様にはしています。

―なるほど。ありがとうございます。他に、今お話し頂けることで大切なことや大事なことはありませんでしょうか?
「健康」・「お金」・「仕事」。この3つはやはり大事です。そして、お金や仕事で目先の数字ばかりを追いかけるのではなく、次につながるようにしなければいけませんし、そうすることが重要です。また、上手くいっている何かを真似することは簡単です。しかし、それはあくまで表面上のことでカタチを真似したに過ぎません。性根は簡単にまねできるものではありません。それまでも自分のものにするには30年はかかると考えています。

―ありがとうございます。本質と言いますか表面上の事ではなく見えないところも重要ということでよかったでしょうか?
見えないところを徹底的に考えるということ、見えないところの努力が大切です。私が好きでよく乗船するディズニークルーズ何て言うのは見えるところは勿論ですが、見えないところまで徹底的に考えられ努力されています。出港する3か月前から約300名のスタッフは船に缶詰め状態であらゆる準備をするそうです。キャストはブロードウェイから呼び、毎晩打ち上げられる花火のために日本人の花火職人が2人参加している様です。また、掃除についても徹底的にされています。そして、いざ乗船客を迎え、プリンセス等の衣装をまとったキャストが乗船客の小さい子供と写真を撮るときなんて、何の迷いもなく床に座り込み自分のスカートを広げ、その上に子供を座らせるんです。本当に素晴らしいサービスだと思います。

―見えないところまで徹底してこだわる姿勢がディズニーが世界各国の人々を魅了してやまない理由なんですね。高島先生には、昨年からのコロナ禍をどのように感じていらっしゃるのでしょうか?
昨年から続くコロナ禍においては、やはり今の状況に合わせることが必要だと考えています。今この状況下で儲け儲けに走るのではなく、儲けよりもまずは、命が大切であるということです。それを忘れてはいけません。そして、今はとにかく準備を怠るなと。そんな風に感じています。また、人間にはリズムがあります。リズムに乗ると仕事はスムーズにいくものです。リズムが悪いときに、下手なお金の使い方をしてしまうとそのお金が自分に返ってくることはありません。

―ありがとうございます。そうは言ってもコロナ禍でも会社を存続させなければなりません。まずは、どういうことに集中すべきでしょうか?
昨年からのコロナ禍の中で、何をするにしても「もったいないお化け」が出やすい時期です。そんな時期ですが、お客様に対しては「キチッとすること。」これが重要です。そうすれば、お客様は集まってくれます。ある一流カメラレンズのメーカーがあります。そこで働く従業員は、全員自社の事をすごいと言うそうです。それは、顕微鏡レベルで見ない分からないような些細なキズでも、レンズに付いていたら迷いなく廃棄するからだそうです。良いモノを世に出すというところから経営は始まるということです。このレンズメーカーはそうすることで、社内も社外も問わずその製品に触れた全員から評価を得ています。こうならないといけません。

―ありがとうございます。キチッとすること。経営者ではない僕にも言えることです。最後になりますが、高島先生の今後についてお聞かせください。
これでいいということはありません。ですから、向上心が無くなるということもありません。「やるぞ。」と心に決め行動することにマイナスは一つもありません。年齢を重ねても、トップを目指して走り続けます。そうしないと、知恵が湧いてこないんです。そして、そういう姿を見せることが、私の周りの皆さんの士気にもつながるように感じています。これからも、「やるぞ。」と心に決め、走り続けていきます。