Y’s COMPANY 株式会社 代表取締役 山岡 学



―Y’sCOMPANYの代表としてお話を伺おうと思いますが、山岡造園の代表でもいらっしゃいますよね?まずは、独立されて山岡造園を始められた辺りのお話をお聞かせください。
私は、独立前も長く造園の仕事をしていたんです。そんな私に転機が訪れたのは38歳の時でした。当時は、向こう見ずと言いますか、決して褒められない生活を送っていたんです。そんな時にふと、「今38歳・・・。このまま職人としてやっていくにしても、もう人生の約半分が終わってる・・・。それなのに、こんな無茶な生活をしてていいのか?」と思ったとき、強烈に怖くなったんです。「何とか自分を変えないといけない。」「変わらないといけない。」猛烈にそんな思いにかられました。そして、まずは、パット見たときにちゃんと見える人になりたいと思ったんです。そんな時に私の周りの方々でパリッとしているは皆さん禁煙していることに気付いて、自分も禁煙を始めたんです。更に同時にダイエットもはじめて、3か月間で70キロあった体重を58キロまで落としました。こんなことをしていると少しづつ性格や考え方も変わっていったように思います。そして、勤めながら独立してからのシミュレーションを約2年ほど徹底的に行い、独立してもやっていけると踏んで40歳で独立し山岡造園を立ち上げました。

―ありがとうございます。しかし、造園業の山岡造園から映像制作のY’sCOMPANY。これまた全然違うお仕事のように思いますが、Y’sCOMPANYはどういった経緯で始まったのでしょうか?
数年前、若手の人材採用が思うように上手くいかずどうしたものかと悩んでいた時に、「映像でPR動画を作りませんか?」という営業を受けたんです。元々、私はバンドマンでクリエイター気質ですからクリエイティブなことに興味があったので、PR動画を作ってみることにしました。と言っても、会社のPR動画ではなくて、あくまで若手の人材採用を目的とした求人の動画です。それと同時に若者受けするような制服や会社ロゴもセルフプロデュースしました。そして、いざ動画をYouTubeCMに流してみると、今まで応募のなかった若い年代からの応募が増えたんです。めちゃくちゃ嬉しい反面、その動画の制作コストが120万円。決して安くない金額です。これを毎回頼むとなるとしんどいと思ったので自分でやってみることにしたんです。そして、素人ながらにYouTubeに取り組みだした矢先、現在も続くコロナ禍に入っていきました。そして、このコロナ禍によって多くの芸能人がYouTubeに参入し、それに伴ってプロの制作会社がYouTubeの動画の制作をはじめ、それによって映像のクオリティが跳ね上がったんです。このままではいけないということで、映像の編集等の技術を大阪にあった専門学校に勉強しに行ったんです。そして、そこでしっかりと企画からディレクションを学び、企業のビジネスに繋がる動画制作を目的としたY’sCOMPANYがスタートしました。

―そういう事だったんですね。YouTubeにまつわるマーケットのニーズというのは最近相当高いように感じますが、それ故競合も多いと思います。そんな中での他社との違いやクライアントへの思いをお聞かせください。
視聴回数や登録者数は勿論無視できない重要な要素ではありますが、やっぱり結果が一番だと考えているんです。その結果というのは、企業にとっては、やはり売り上げと集客の向上です。弊社では、山岡造園のプロモーションを映像を使って行い成功しているように、クライアント企業の売上と集客に映像を使って貢献していきたいと考えています。中でも、私達と同じように「これから行くぞ!」「これから仕掛けるぞ!」と言うような中小企業の皆さんのお手伝いをしていきたいと考えています。

―企業においてのYouTube運用となるとやはり期待すべきは、動画を見たことによっての問い合わせや来店等の反響の増加、そして売り上げのアップだと思います。企業の売上や集客の増加に貢献すること以外に大切にされているお考えとはどういうことですか?
造園にしても動画や映像の制作にしても、やはり仕事をする上では「信用と信頼」が一番です。山岡造園においては設立から10年を迎えますが、ここで何かお客様を裏切ってしまうようなことがあると10年かけて築き上げた信用と信頼を一瞬で失うことになります。そして、改めて信用と信頼を築き上げるのには10年ないしそれ以上かかります。これをしっかりと認識して、日々真摯に仕事に取り組んでいます。

―ありがとうございます。造園に映像制作にと日々ご多忙だと思いますが、そんな中でも今一番時間を使われているのはどういったことでしょうか?
山岡造園においては、メインが京都市の公共工事なんです。皆さんご存知の通り、現在京都市は財政難でその影響が弊社にもそのうち色濃く出てくると考えられます。仕事内容としては、手入れがメインとなり仕事内容も増える見通しを立てる材料が乏しいです。ですから、今の内から別の事業展開を考えないといけない訳で、その辺りの情報収集や活動に時間を使うことが多いですね。例えば、ドローンを使用した薬剤散布の事業や、弊社の空いているフロアを使用した水耕栽培です。私は昔から思いついたら即行動するタイプなので、何かを思いついたらすぐに話を聞きに行ったり、現地を見に行ったりしています。今は、造園と映像の仕事の合間を見つけては、このようなことに時間を使うようにしています。

―京都市の公共工事となると財政難ゆえ将来を楽観視できないと思いますが、その分映像や動画の方の事業の先行きはかなり明るいように感じますので、山岡社長が手掛けられる事業としてはバランスが失われることは無いように思います。最後にこれからのことについてお聞かせください。
山岡造園においては今後の事業展開を考えていかないといけないと考えています。その一環で今思案しているのが、高齢層の雇用です。もともと、造園というのは求人募集をすると高齢の方々が集まりやすい業種なんです。そして、応募して来られる皆さんもれなく元気でまだまだ元気に働けるんですよ。こんな高齢の皆様で組織を組んで何か事業を出来ないかと考えています。また、動画については、短期間で収益化するスキームを早急に構築して、世の中にリリースして、一社でも多くの中小企業の皆様に貢献したいと考えています。